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乙女ゲーの攻略対象になりました・・・。 [あ]


乙女ゲーの攻略対象になりました…。 (電撃文庫)

乙女ゲーの攻略対象になりました…。 (電撃文庫)

  • 作者: 秋目 人
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/01/07
  • メディア: 文庫




著/秋目 人  イラスト/森沢晴行

森沢晴行氏のブログ

一巻のカラー口絵みてアニメのセルみたいな感じだなと思っていたら この方 輪廻のラグランジェのキャラデザイン(原案)担当者らしい

今月の電撃文庫でなーんにも読むものがなかったので今月2巻が刊行された本作を読んでみた

内容はタイトルの通り 女性が主人公となり男性を落とす乙女ゲー(ギャルゲーの反対)の攻略対象となったフツメンの一般生徒が主人公 
ただし 攻略すると高確率で死亡するのが問題 自らの命を繋ぐため自分の攻略ルートに入らないよう悪戦苦闘する話となる

主人公は大翼学園2年生の男子生徒:武尊湊(ほたか みなと)
声フェチである以外は成績も低迷気味で顔も普通  愛猫リンリンを溺愛しながら優秀な姉:透子に愚弟と呼ばれる日常生活を送っていたがGWに夢を見るようになる

そこでは武尊湊が生活する世界のように様々な色の髪をした人は存在せず、黒髪が一般的で瞳の色も黒 そこでは愛犬:ポン太がおり妹がポータブルゲームで乙女ゲーをしつつそのプレイ内容を雑談で話してくる

その話の中で乙女ゲーの難関攻略キャラが同じ湊という名前であることとゲームがフォーチュン・クラウンであること、湊を攻略するルートに入るのがやたらと難しい上に専用ルートに入ると些細なことで死にまくることを聞かされる

それら夢で見た日下部湊としての17年と今生活してる世界との間に違和感を感じていたが ある日通学している大翼学園の理事室に呼び出された湊は学校行事・幸運の冠の冠を選ぶための騎士に理事長推薦枠で選ばれ、その風景が夢の中でみた乙女ゲーのフォーチュン・クラウンの風景であることから自分のいる世界が乙女ゲーの世界であると推測する

理事長の推薦は姉である透子との遺恨による意趣返しであると判明するが入学時に辞退できないことも説明されているため イケメン、スペック高い他の騎士に交じり女生徒からの不満や普通代表としての応援などを受けながらイヤイヤ騎士を引き受けることに

死にたくない湊はやりたくもない乙女ゲーをプレイして嫌われる行動を勉強使用とするも女性視点のゲームの選択肢の正解が出せず悩んでいたところ 同好の士と勘違いされた冠候補の桜 実琴と接点を持つことなる
さらにゲームではプレイヤーキャラである冠候補:宮河乙女からは誘いを受けるが好感度を下げるためひたすら無視

姉の透子にあこがれる冠候補:高埜倉レイアには透子に近づく目的で付き合ってるフリをさせられるし(姉にはバレバレだが)、声フェチにとってドストライクの法条紗綾には必要以上には近づけない(誰かとフラグを立てると死ぬ恐れがあるため) 

攻略される(落とされる)と死亡するシナリオを回避するため 桜との乙女ゲー談義で知った攻略される個別ルートに入らず共通シナリオ部分だけで終わるノーマルエンドを目指して行動する湊

途中 冠候補の一人 法条紗綾の誘拐事件に遭遇し一緒に行動することになった宮河乙女より自分には選択肢が見えること、その選択権はないこと、湊に関する選択肢は文字が化けているバグが出ていることを明かされここが宮河乙女 主人公のゲームの世界であることに確信を持つ

行事にて騎士の投票で選出された幸運の冠は宮河乙女 
ノーマルエンドの証しである授与される冠の色が銀であったことから 湊は自分の攻略ルートに入らず生存大確定と喜ぶがなぜか宮河乙女からダンスの相手と選ばれたのは武尊湊、更にダンスのあとの壇上で告白されてしまい バグのせいか攻略ルートに乗ってしまったところで一巻終了


2巻では 理事長推薦で騎士となった湊に一般生徒から不満の声が上がり アンケート5位の清水光一との騎士試験が催される


理事長が考えていた騎士試験は3回戦で行なうものだったが騎士のままでいると攻略ルートに乗っており命の危機に見舞われると思った湊は1回戦のみでの試験を了承させわざと負けることで騎士から降りる

しかしゲームの攻略ヒントが示される大翼学園の裏購買部で販売されている「だいよく」の占いコーナーにより、負ける事でプレイヤーに慰められるイベントが生じることが分かったため 今度は騎士として復帰するための試験を受けることに・

他にも乙女ゲー及びだいよくの購入資金としてバイトをすることになるがバイト先の梅田酒店で騎士の一人:津久見日向の妹と交流したり、1巻で助けた法条紗綾の妹 柚子の招きで法条家を訪れたりと結局イベントをこなしている

一般生徒からのやっかみなどが下駄箱への手紙として伝えられるのだが中には裏購買部からの騎士カードの売り上げの愚痴や騎士プなる人物と手紙で交流したりと騎士に選ばれてから不遇の毎日

2巻で騎士に復活となるも新たに発行された「だいよく4.5」で湊のルートが未だ閉ざされていないことを知るところで終了



冠候補への投票が終わったあと騎士の意味はないんじゃないの?とか隠しキャラ要素として存在する湊ならプレイヤーキャラである宮河乙女以外には落とされないんじゃないの?って感じがするけど話を続けるためには仕方がないのか

2巻での死亡しそうな原因である「メロンの皮で転倒」は高埜倉レイアとのイベントだし「枝切りばさみが飛んでくる」のは法条紗綾とのイベントのようだけどプレイヤーキャラ以外との攻略対象のイベントって普通 共通ルートの話だよなあ  
宮河乙女が主人公の世界で湊の攻略ルートに乗っていても攻略対象がほかのキャラとイベント起こすのはエンド向かうためのシナリオの一波乱と考えたらそれほど不思議ではないか 

次も読むかどうかは微妙 それほど長くは続かないっぽい



大翼学園にて二年に1回行なわれる行事 「幸運の冠」の候補 (本作としてはヒロイン)


宮河乙女:1年生 選択肢が見えるが湊に関するものだけはバグで文字化けしていた フォーチュン・クラウンという乙女ゲーの主人公 選択肢が見えるが自分では選択できない あんまり心情描写がされてないのでイマイチ素の性格がよくわからん

桜実琴:1年生 乙女ゲープレイヤー  親の再婚により桜姓となったのと義理の兄が出来たが3次元のイケメンを嫌悪しており避けている イケメンにカテゴライズされない主人公とは普通に話せる

法条紗綾:2年生 声フェチの主人公曰くレベル5 天然?主人公の言われるまま聖書をそらんじたり、般若心経を読経する 妹の要請もあり主人公を自宅へ招く

高埜倉レイア:2年生 生徒会副会長で動物好き  法条紗綾をライバル視 


霧島章良:2年生 生徒会長 メガネをかけたイケメン優等生だが出番は少ない ゲームのフォーチュン・クラウンではもっとも宮河乙女とくっつきやすい設定らしい  日下部湊の妹曰くメガネ

桜啓輔:2年生 再婚により実琴と兄妹となったさわやかな外面だが妹へは偏愛 日下部湊の妹曰く電波ヤンデレ

笠城志真:あんまり出番無し 法条紗綾と昔から面識有り 日下部湊の妹曰くヒッキー 今のところ湊と絡んでいないこともあり詳細は判明していない


津久見日向:1年生 男から津久見きゅんと呼ばれる 双子に日景という妹がおり湊のバイト先の酒屋の先輩 湊はバイト先の日景を日向だと思っていた



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