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新刊雑感 烙印の紋章 11 [新刊雑感]


烙印の紋章 11 (電撃文庫 す 3-25)

烙印の紋章 11 (電撃文庫 す 3-25)

  • 作者: 杉原 智則
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/06/08
  • メディア: 文庫






エンデの長男ジュレミイと次男エリックの後継者争いからエンデへの派兵を進める東の大国アリオン
その指揮官カセリアや配下の描写が最初にあり あとはメフィウスの内情がメイン


前巻でローグたちギルを本物として従った将軍を加えて一気に勢力を広げたギル

単に偽者として断じるには大きくなってしまったギルを帝都ソロンへ呼びつける皇帝グール


ソロンへ行けば殺害されるのでは? しかしこのままでは中央からは本物かどうか疑われたままの反乱軍にしかならず と事態の趨勢を待つ一同


一方大陸中央3国のうちの残るガーベラではエンデに遠征してきたアリオンに対してどうするかでもめていたが、その会議の中 ビリーナにより父であるガーベラ王に届けられた手紙を読み上げたことによりその意を組んだゼノン陣営により ガーベラからエンデへ応援を送ることが決定される


そして王女イネーリはギル(オルバ)が行った黒兜団への復讐から逃げた一人を探し出し、その口からギルに烙印があったという情報を得る


ギルはその死後を見越した策を立てた後でグールの待つソロンへ

諸侯貴族が居並ぶ中、皇帝と武力ではない対決をするギル
グールの問いにギルはその行動に皇帝への叛意がなく、自らの正当性を示しやり込めたかにみえたが、竜神教の神官より既に偽者であることを聞いていたグールは本物ならば背中にあるはずの痣を見せて身の証を立てろと言い放つ

行動に躊躇するうちに落涙とビリーナを自分がどう思っていたのかを初めて認識したギル

公衆の面前で裸に剥かれれば皇太子たる自分に従ったローグたちをも侮辱することになると拒否するギル

偽者であると弱みを握ったままで皇帝になってもらわねば困る王女イネーリの説得と傲慢になったグールに対する諸侯の思惑もあり、場はギルへ傾き始める

更に激昂したグールが手にした銃すらもジャムってしまい、ギルを殺せず単に取り乱した皇帝となってしまいその場は完全にギルへ傾く

グールはギルを本物と認めギルの言うようにエンデへ応援を送ることを認める


竜神教神官に対しお前達の計画は人の心を計算にいれていないといい 老け込んでしまったグール

神官たちはギルを対アリオンとの戦いの中で暗殺するよう刺客を放ち、グールを新たな精神の宿主とすることを決める

竜神教神官たちとの密謀(身ごもっている子供が皇帝を継ぐ)がギルが本物として認められたことで阻害され、ギルを庇った娘を疎むようになる皇后:メリッサ

いずれギルが皇帝となるならば勝ち馬に乗ろうとする貴族の窓口となる娘の王女イリーネ

そして今も皇帝グールに付くものもありメフィウスは内乱は治まったものの中央ソロンでは派閥争いへと移行



ガーベラへ戻り祖父である前王と一時過ごしたビリーナはメフィウスへと戻る

ビラクにて軟禁されていた侍女ライラと再会するがその場で本物のギルとの係わりを伝えられる

ここで終了




ギルの正体はまだ知られていないがイネーリ、グール、ビリーナに偽者であることが知られしまい(グールは多分神官からもっと早く知らされていたと思うが)ここからどうなる?なんて思っていたら次の巻で終了だそうです・・・

黒兜団から逃げた一人の伏線もオルバと一緒に黒兜団への復讐を果たした村人との再会も一応回収、ビリーナにも偽者であることが判明したし潮時なのか?

でも竜神教神官とかバルバロイ?とかの魔導関係は判明していないままのような

次は中央3国での対アリオン戦や偽者であるとばれた後でのビリーナとの再会などもあるはずだけどそれで魔導関係などもけりは付くんでしょうか? 
ただでさえ皇后メリッサが蟄居していたオーバリーを引き込んだりしてるのに・

とりあえず次巻で終わってしまうのは残念・





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