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新刊雑感 乱☆恋 5巻 [新刊雑感]


乱☆恋5  婚約者は16人! ? (富士見ファンタジア文庫)

乱☆恋5 婚約者は16人! ? (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 舞阪 洸
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2012/06/20
  • メディア: 文庫




完結巻となってます

あれ?全巻で4人新しい婚約者が登場したけどあと16人のうち まだ未登場の婚約者が8人いるのに?
だけど完結です

話の〆はセフィアとの約束であるセフィアの故国を取り戻すということはこれまでの流れで既定された流れだろうけど まさかタイトルにある16人が登場しないままに完結することになるとはね

そういや火魅伝も途中で終わってるし神州天魔鏡も未完のままだったっけ

それが作者のせいなのか作品の売り上げのせいなのかは知りませんが今回はどっちだったんだろう

ほかの婚約者のエピソードも今回序盤で駆け足で紹介されていたので話のプロットはあったみたいだ 

前巻旅に同行している3人の婚約者に加えて新たに4人が登場したが それ以後 行動を共にしたのはそれまでと同じセフィアとユーリとセイラの3人 侍女や元々のリカルドの同行者たちと共に他の婚約者の国を回っており16人中11人が婚約継続となった経緯がざっくりと説明されている

その後 一旦自国に戻り王への報告を兼ねてセフィアの故国シュールティスを取り戻す算段へ

自国からは兵は出せないのでこれまで回ったときに仕込んでいた婚約者たちの国からの協力(兵を貸すことでの大なり小なりの利)を取り付けており それらの連合軍でシュールティスに対抗することとなる

戦いに関してはこれまで登場していなかったアマゾネシス公国が活躍することになるが その国の婚約者アマネはこれまで未登場だったのでビジュアルもない不遇さ

戦闘に関してセフィアの国の王位を簒奪した王子たちは名前だけしか出てこず 人物像とか心情などの描写もないのでやたら淡々とすすんでおりつまらない

セフィアの姉の王女をみこしとして担ぎ 復興は成ったが逃亡中の思い人に走るため妹のセフィアに禅譲 
リカルドも父王が再婚するため王位を譲られる

婚約者から結婚したのはセフィアだけだがエピローグによるとセフィアの国シュールティスとリカルドの国:リディアはそれぞれの国王と女王の婚姻ということで連合国となる

以後 更に2つ3つ~連合国となったったとあるので セフィアとリカルドの一夜の様子を窺っていたユーリ、エルメンネッラ、アマネだと思われるがユーリ意外は登場機会が少ないのと未登場だったので影薄っ
 
シュールティス奪回の戦いについてはそこそこ長くはなっているがそれでもページ数の関係か淡白すぎ、その決行前に勢ぞろいした11人の婚約者達との軍議の様子とかがよりラノベとして読みたい内容だったけどざっくりとカットされてます

この5巻で終えなければならないほど状況を許してくれなかったのかね





終わってみると乱☆恋のタイトルのように恋が乱れるほど恋が生まれたわけでもなく めぐって争うわけでもなく・
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