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新刊雑感 魔弾の王と戦姫5 [新刊雑感]


魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉5 (MF文庫J)

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉5 (MF文庫J)

  • 作者: 川口士
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2012/08/23
  • メディア: 文庫




表紙は今巻から登場の6人目の戦姫ヴァレンティナ

これまで表紙やカラー口絵、本文イラストを担当してきたよし☆ヲ氏だが今回は表紙イラストだけが描き起こされており カラー口絵はこれまでの素材をつなぎ合わせたものでした

本文イラストは現在コミカライズを担当してる柳井伸彦氏に代わってましたね これからカラー部分も担当がかわるんでしょうか?


今回でブリューヌ王国内乱が収束

前巻の終わりで保護したのがブリューヌの王子と偽っていた王女レギンであることが判明し、
レギンが王族である証明のためテナルディエ公爵と勢力を二分する有力貴族 ガヌロン公爵領の本拠地アルテシウムにある聖窟宮を目指すことになったティグルたち

これまでテナルディエ公爵と事を構えていた主人公ティグルと銀の流星軍だがガヌロンの勢力地へ向かうことでテナルディエに続いてガヌロンとも戦うことになると思われたが 権力闘争相手のテナルディエが先に竜を率いてアルテシウムへ侵攻

ガヌロンとその腹心グレアストの語らいの中でテナルディエとの闘争は単なる嗜好で既にブリューヌでの目的は達していたこと、レギンを戦で亡くしたことで正気を失ったと思われた国王ファーロンだったが実はガヌロンが差し向けた食事に含まれた毒が原因だったことが明かされ、更に弓の在処を探していたことや竜が来たところでその頭を握りつぶした経験がある膂力があること、弓や竜具で滅ぼされると復活できないと人外の存在であるようなことが分かる
聖窟宮に崩落の仕掛けを施し、自らの街に火を放って狂乱を装いアルテシウムを離れる

代わりに街を占領したテナルディエ軍は地下神殿の聖窟宮にてティグルたちを待ち受ける

神殿の壁画にまつわる 竜と神々の戦いの話をレギンから聞かされたティグルは竜をなだめる女神の像に矢筒があることに違和感を感じる

(このとき戦った神々が10柱であることは7人の戦姫の持つ7つの竜具とブリューヌのデュランダル、バヤール、ティグルの弓で全部で10の戦具になるのでその辺どうなのかは今のところ不明)


少数で神殿に向かったティグルたちを待ち受けていたテナルディエ公爵とその配下
その場は逃げられたもののティグルは父の代からの腹心バートランを失い、更に崩落に巻き込まれてレギンの目的であった王族の証しを立てられない

生き埋めになったティグルは弓の力を自分の力で解放し脱出するがバートランを失い消沈 ティッタ、エレンにかけられた言葉により前に進む


そこに王宮より宰相のボードワンが銀の流星軍の元へ訪れる
病に伏していた(実際には毒だが)王が目覚めた報とティグルの真意を知ること、レギンをファーロン王へ面会させたいことを伝え王都へ帰る

王都へ向かおうとするレギンを殺すためと息子と側近スティードを失った復讐としてテナルディエは銀の流星軍と衝突

ミラ、エレンの2人の戦姫がいることもあり戦況は銀の流星軍に傾く 
剣を持って現れたテナルディエにティグルは故郷アルサスを焦土にしようとした理由を聞いて改めて弓と一本のの矢を持って一騎打ちに打ち勝つ

劣勢の上に大将が眉間を射抜かれて死んだことでテナルディエ軍は瓦解

一方で身を隠したガヌロンは戦姫ヴァレンティナと共にジスタートへ潜伏
同じ戦姫ソフィーはヴァンレンティナの野心を見抜こうとしていたが今回ではそれがわかったのかどうかは描かれていない

テナルディエ軍崩壊のあと ボードワンから事情を聞いたファーロン王はレギンを王女して内外に認め、ティグルを王都に迎える凱旋式(ムオジネル軍を撃退した功績として)が行われる

王都に入ったティグルは死期を間近にしたファーロン王に謁見 それによりジスタートとブリューヌの間での取り決めが行われ 戦費と経費の支払いやアニエスのジスタートへの割譲、3年の相互不可侵条約が結ばれる


ムオジネルとの国境を接するアニエスをジスタートに割譲することでムオジネルが直接侵略してくるのを防ぐというブリューヌにとっての利点があったため

以前 エレンの協力を得る代償としてアルサスをライトミニッツに差し出すとティグルは言っていたがが経費や戦費がブリューヌから支払われるせいかアルサス自体はブリューヌのまま? ライトメリッツとブリューヌの共同統治となるらしいが・

ティグルは当初の通り捕虜としてライトメリッツに行くことになり 不可侵条約の期間3年が終わればティグルの捕虜の身分を破棄するとエレンが確約
(ティグルを快く思わないブリューヌ内の勢力から遠ざかる意味もあるが)

王からティグルに月光の騎士(リユミエール)という称号が贈られ、宰相ボードワンは過去にその称号を唯一得た人物は王女を娶って王を継いだことを口に出さずにとどめていた

3年の相互不可侵条約後 ティグルはブリューヌに返してもらうとレギンとエレンのやり取りがあったのちライトメリッツに移る

その半年後 ティグルにアスヴァールへ行ってもらうとエレンが告げたところで5巻は終了

アスヴァールとはブリューヌの東のザクスタンの更に東の国  ジスタートの他の公国に向かうならともなく他国に向かわせるのはなぜなのか?

その辺は第二部になるらしいです





  



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