新刊雑感 ご主人様は山猫姫11 [新刊雑感]
前回で救出した長嶺帝が戦場に赴く決断をしたことで士気を上げた帝国軍と北域軍
勢いで都にせまる承安軍との全面対決がまるまる一巻かけて描かれてる
ずっと戦いの描写が続くのであんまり感想としてあげることがなかったりする
その結果は軍としての錬度は劣るが勢いと数で押す承安軍は都へあと一歩と迫り、軍師の崇鳳は名前を取り戻し自らの死後も歴史に名を残すことに酔う
しかしここでも伏龍の一計に破れる
伏龍はシムール王のエムルに対して帝国領を通るための免状を送っており、シムール軍2万が南北の戦場に現れたことで承安軍の商人たちは戦わないまま逃げを打ち 都まで後一歩に迫っているのに一気に退却することに崇鳳憤るも侍女のムルトに叩かれて戦場を後にする
帝国軍の争いには加担しないとの意向だったシムールだがエオルはあくまで戦を見物するためとして騎兵を動かしたのだった
承安軍は瓦解したが南が平定されたわけではないが あとは都に帝を戻し官僚たちの大掃除となることが巻末にあることとあとがきに「あと一冊が遠い」とあるので事後処理を含めて次が終わり?
不正官僚の取り締まりや更迭、錬涯塾出身者を登用、北域王を正式に認めるとか月原弦斉を中央へ召還、シムールと北域との関係強化、晴凛とシャンたちのその後などが次で描かれそうな・・ 月原弦斉については扇動者として中央ともめそうだけどね
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