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新刊雑感  魔弾の王と戦姫 7-8巻 [新刊雑感]


魔弾の王と戦姫 7 (MF文庫J)


表紙はジスタートの7人の戦姫の1人 ルヴーシュの主エリザヴェータ
7巻では活躍はしない

舞台は引き続き西方にある大陸領地と島で構成された国アスヴァール

主人公ティグルはジスタート王からの密使として訪れたアスヴァールで王を目指すタラードと知り合い、ジェラード王子に捕らえられた戦姫ソフィーヤの救出とアスヴァールの内乱を収める為に力を貸す

旅で知り合った戦姫 オルガ、ジスタート領レグニーツァの戦姫アレクサンドラから協力者として付けられた船乗りのマドヴェイ、タラードから付けられた(監視でもある)ルドラーたちとルクス城砦を落とした続きから

城砦を落とした直後にアスヴァールのジェラード王子が海賊の協力を得て3万の人数で向かってきていることを知ったティグルたち

ティグルは相手に対して寡勢3000人できることを行う
海賊の侵攻先にある村人の避難、夜襲による足止め。その中でジスタート領ライトメリッツにてリムアーシャとの戦略教育の中にあった村を潰す行為にも苦汁の中で行う。 

無茶な速度の行軍で人数を減らしたが村人の避難が済むまでは少ない手勢だけでルクス城砦に残ったティグルたち。

しかし相手による砦の攻略が予想以上に早く、ティグルたちは水路から脱出。
砦を占拠したが水も使えず、食べ物もなく、攻略を無駄足にされたことで怒ったエリオット王子はティグルを追う。

ティグルたち2500とエリオットの部下の長弓部隊と海賊25000、そこにはエリオットが捕らえたソフィーもおり、そのソフィーと引き換えに食料を持ってきた南方のムオジネルからの一団もいた。

海賊の包囲からの撤退に失敗したかに思えたがそこに現れたのは王女ギネヴィアの協力を取り付けたタラード

タラードの大義名分の宣誓とエリオットを捕らえて殺せば罪を赦すとの言葉により混乱が生じたエリオット軍は敗退

飛距離と威力が武器の長弓部隊を纏めるエリオットの友人にして部下のハミッシュもティグルの弓により射られて終わる


その中で抜け出したソフィーを救出、更に首都がある本島へ向かおうとするエリオットだが黒弓の力を使い、ソフィーの竜具:光華 オルガの竜具:羅轟の力も加わって海賊船を沈めてしまう

これよってエリオットは捕縛、処刑され混乱はあるものの王女ギネヴィアとタラードによる統治の方向が定まる

アスヴァール首都での歓待の後、タラードが王となるために更なる犠牲を覚悟でエリオットを討つ策略をしていたことが判明するがソフィーたちは推測出来てもそれについて異論は唱えられず内乱後のアスヴァールとジスタートの友好をとりつけて戻る

アスヴァールからジスタートのレグニーツァ領へ戻る航海の最中に魔物が海竜を引き連れて襲ってくる
その魔物はルクス城砦を任されていたレスター将軍の本性であるトルバラン

海竜をしとめる事はできたものの海に投げ出されたティグルは行方不明に

トルバランはムオジネルがエリオットとの取引で持ってきた食料を強奪、逃げた海賊たちなどをまとめてジスタートの港を襲う計画を立てる





魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉8 (MF文庫J)



ジスタートのレグニーツァ、そして隣のルヴーシュの港町を標的にした海賊の動きにより
病に伏せているレグニーツァの戦姫アレクサンドラは無理を押して前線へ

かつて揉めた相手でもあるルヴーシュの戦姫エリザヴェータと共闘体制をとる

一方のジスタートの内陸では国境を接するムオジネルが10万の兵を国境に移動させて緊張状態に
その国境にあるライトメリッツの戦姫エレオノーラは立場上動けないのだがアレクサンドラが前線に立つことを知って単身レグニーツァに入る

しかし既にトルバランとの戦いに勝利して公宮に帰ってきたアレクサンドラには時間が残されておらず自分のやりたいことだった希望をエレオノーラに伝えて息を引き取る


エリザヴェータは海岸の散策中の海岸で非凡な弓の才を持つウルスという男と出会い、従者とすべく連れ帰る

記憶喪失で身元が分からない不審者にルヴーシュ公宮の文官はエリザヴェータの行動を諌め、ウルスは従者ではなく馬丁となる
その後るもウルスは何が出来るかの試験により非凡どころではない弓の力を見せる

ジスタートではヴィクトール王の元、ユージェン、イルダーという二人の男が呼び出されて次の王の選定が伝えられる
その選定内容にはブニューヌからの客将ティグルを失ったことで予想される関係悪化を軽減するための人選であることが含まれていたが当人達は戸惑いつつも受け入れる

しかし戦姫ヴァテンティナの策略で二人は毒を盛った盛らないで仲たがい、有力者同士が用兵してのしての争いに発展。
それを止める為にライトメリッツのエレオノーラ、ルヴーシュのエリザヴェータに命が下る。


国境まで10万の軍を遠征させていたムオジネルの王弟クレイシュは一ヶ月かけてジスタートの内情や地理を分析し、いずれ侵攻予定のブリューヌのアニエスへのルートの下調べを終える。
そしてアスヴァール内乱の顛末を聞き、更にティグルが死んだことを疑って探索を命ずる


ライトメリッツ軍とルヴーシュ軍が互いに止めるべき相手を追って合流

互いの戦姫は従者を伴って近づくがエレオノーラが目にしたのはエリザヴェータに従うティグル。

記憶喪失のままエレオノーラと出会ったティグルだがルーリックの呼びかけにも記憶は戻らず、また先代から引き継いだ部下でなく自らが見出した部下であることに執着するエリザヴェータはウルスがティグルであると確信しても手放す気はなく、両者で一触即発になったところで終了





てっきり竜具と使い手に繋がりがあるなら上位?である弓から何か回復の手立てがなされると思っていたらアレクサンドラはあっさり退場しましたね

弓は海に投げ捨てられたまま、ブリューヌに伝えられた行方不明情報はそれほど大きな騒ぎにはならずに情報収集へ向かっただけでした



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