学園武芸帳 [か]
著/白井信孝 イラスト/小河原宇紀
大阪の高校を舞台にした格闘物ラノベ
舞台となる高校は1巻と2巻で異なるがいずれの高校も 闘争ばかりやっててとても勉強できるような環境の高校でないので実際にあったら廃校だな・・・
1巻と2巻で大阪の高校でも舞台が違うのだが情報統制が敷かれて葵三郎の名前が暗号として伝わってるって・・・
まあ インターネットもそんな普及してないころに書かれた作品だけどね
主人公は小柄ながら古武道の使い手で居合柔と評される達人 見た目は無害そうな純朴田舎少年の葵三郎
本人いわく「立派な柔道家になりたい」
闘争真っ只中の岬高校に道に迷って校内に現れてレジスタンス側を助けたことから葵三郎は 岬高校の支配している不良グループと戦うことに
不良グループ白虎隊のtopとその配下四天王、さらにそのバックに控えるラスボスの武道家ヤクザと戦う相手が多いのだが1巻でうまくまとまっている
レジスタンス側の空手部の古賀が葵との手合わせ後、やっている「武道でこうも違うのか」と落胆するのと「あなたは空手で考え、空手になっていましたか? それなら空手の敗北となります」と諭したり硬派め
ラスボスの格闘ヤクザ:鬼道(確かこんな名前だったと思うがかなり前に売り飛ばしたので間違ってるかも)は葵の素性を知っており、その正体が葵が古武道:陰流太刀の回し術(確かこんな名前だった気がする)の使い手であり、表の世界に出る前は相手を殺める裏の武道世界で居合柔と呼ばれていたことを暴露、「果し合い」として最後に戦うが葵によって「殺される」
その場でレジスタンスのリーダー円に裏の世界に入らないように忠告して岬高校を去っていく
なお裏の世界から柔道家を目指して表の世界にきたのは先生と呼ぶ草十蔵(確か もそぎじゅうぞうって名前だったと思うが漢字もうろ覚え) との出会いがあったかららしいがそのあたりは詳しく触れられていない
2巻で目的の御先高校についた葵は師匠から渡された手紙を 孫娘にして御先高校トップの日月曜に渡すがその内容からいきなり彼女の配下 九重太刀と戦うことに・
内容は手紙を渡した葵三郎との結婚の薦めだった
すったもんだの末 戦いは収まるが 1巻からの登場人物となる生城貴子とそのガードも加わり
御先高の対立勢力と戦うことに・
だが一巻が良かったのに二巻がどうにも・・・
売れ行きが良くなかったのか次の相手が投入される(クロスファイアとかいってたっけ)ような会話が作中でされていたが続巻はでないまま
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