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クロス×レガリア [か]


クロス×レガリア  吸血姫の護りかた (角川スニーカー文庫)

クロス×レガリア 吸血姫の護りかた (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 三田 誠
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/02/29
  • メディア: 文庫




角川スニーカー文庫刊 著/三田誠

既刊2巻まで既読  

あとがきによると著者がやってみたかった「吸血鬼もの」らしいのだが吸血鬼に当たる人の気を吸って生きるの鬼仙という存在のため 一般的な牙が映えていて血を吸う吸血鬼のイメージからは大きく外れており 不死身で中華系ってことでキョンシーってイメージが強いなあ

それにしても吸血鬼ものって同時期にでていたストライク・ザ・ブラッドほか 月姫以降ラノベの題材よく見かける

タイトルのレガリアとは王権の証で作中ではヒロインであり 鬼仙の最終兵器として作られたナタのこと
 
最近じゃコミックのエア・ギアでも同じ様に王が持つ特別なギミックを持つものとして使われてたのですっかりレガリアって言葉も慣れた


1巻ではトラブル一回千円で請け負っている自称ボディカード(実際には便利屋として使われている):戌見馳郎と鬼仙であり鬼仙に対する最強の兵器でもあるナタとの出会い

人間の気(生命力)を吸って生きる鬼仙の設定と人から鬼仙となることになる経緯で扱う力が異なる「不死属性」、ナタが最強の兵器として作られたのは鬼仙同士の争いを止めるための戦闘力が必要だったためと鬼仙を人にする不死属性(ナタ固有の能力といったところ)により鬼仙ににらみを利かせるため

ナタとの出会いのあと鬼仙の支族からの追手:朱蓮花と少影と遭遇しナタから事情を聞かされ ボディガードを続行することを決めた馳郎  
ナタの旅の道ずれ隻眼の黒猫姿の鬼仙:エイジャと策を練り、朱蓮花たちが持つナタを使役するための七鍵勅書を使わせないように立ち回るがそれらはすべてエイジャが七鍵勅書を奪取するための罠

勅書によりナタは兵器となってエイジャと共に去り 馳郎は朱蓮花よりそもそも彼らが追っていたのはナタでなくエイジャであることを聞かされる

オーバーテクノロジー気味の人工知能つき万能ジャケット カエアンを装備しているものの人の手に余る存在同士の戦いとなるため馳郎は過去の賭けで得た前白翁の遺産である財力・権力を引き継ぎ白翁となる

街中の一角を買収し、他国の潜水艦からミサイルを発射させ、それらを隠ぺいするほどの権力、財力をナタを守る契約のために行使しエイジャを捕縛 ナタを自由とする

しかしエイジャは馳郎と会話をしているうちに本体を逃げてしまい ナタは馳郎のボディガード業の助手として雇われることとして落ちつく



2巻では鬼仙関連ではなく馳郎が引き継いだ白翁とそれに連なる白凰六家、日本における「おに」の話

1巻では朱蓮花のバックアップをしていた白翁の勢力だがその朱蓮花たちのような鬼仙でなく人間
しかし日本の土地に合わせて変わった「おに」であり 鬼仙のような不死身ではないが特別で強力な能力をもった存在であることが説明されている

そして只の人間である馳郎が白翁となったことを認めていない白凰六家の態度やそのうちの一つ、空(うつほ)家の次期当主:北斗やその妾腹の兄:隼人との戦いがメインの話となっている
前巻では最後に登場となった馳郎の義理の妹にして白翁の管財人:リコも今回の主だった人物として登場

3本角の「おに」が4人いることや隼人に情報をリークしていたもう一つの六家:月白の謀など しばらくは馳郎が白凰六家に認めさせる展開?になるのかと思っていたら今も中華街に滞在している鬼仙:朱蓮花たちも次巻で活躍するそうなので単純に六家当主とのバトル展開ってわけでもなさそうな・

鬼仙の力は鬼仙となる方法で不死属性が異なるとか 日本のおには変成属性とか 力の分類に「属性」というわけかたをしてるのはレンタルマギカに似てます

(同じ作者だし設定考証に三輪清宗氏が参加してるのも同じだから当たり前かもしれませんが)

続きを読むかは微妙かな


なお あとがき最後で「~を読みながら」とあるが菊池秀行が魔界都市ハンター単行本で同じように書いてたのを懐かしく思い出した



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